うまい酒なら肥前浜宿！情緒たっぷりの酒蔵通りでほろ酔いぶらり旅

1.酒蔵巡りのスタートは昭和レトロな肥前浜宿駅

到着したのは肥前浜宿駅。
今回は、お酒の試飲ができるスポットにも立ち寄る予定なので電車を利用しましたよ。

レトロでかわいらしい駅舎。開業された昭和5年当時から変わらず旅行く人を見守り続けています。
「駅」の字が旧字体で、レトロ感が増していますね。

駅の中には観光案内所があって、肥前浜宿や鹿島についてのパンフレットが置かれています。

案内所には、まちなみガイドさんもいらっしゃいますので、浜宿の見どころを教えていただけますよ。

2.チャンピオン・サケを生み出した富久千代酒造

肥前浜宿駅から歩いて5分。早速見えてきました、「鍋島」の文字。

この「鍋島」の大吟醸は、酒の最高権威とも言われるインターナショナル・ワイン・チャレンジで「チャンピオン・サケ」という称号に輝いた日本酒なんです。フルーティーで透明感のある味わいが特徴。

「鍋島」を製造されているのは、大正末期創業の富久千代酒造。
蔵などの建物は国の登録有形文化財に指定されています。
酒蔵での小売りはされていませんが、酒蔵通りの中に有料試飲ができる場所がありますよ。

3.漆喰仕上げが美しい山口醤油醸造場

南へ歩くこと数分。肥前浜宿のメインストリート浜中町に到着しました。伝統的な建物が並んでいますね。

こちらは山口醤油醸造場。

なまこ壁が特徴的です。中では醤油を小売りされています。

4.「鍋島」の角打ちスペースHAMASHUKU KURABITO

こちらが「鍋島」を試飲できるという角打ち「HAMASHUKU KURABITO」。

ギャラリーやイベント会場としても使われています。
「鍋島」の飲み比べや軽食が楽しめる、くつろぎのスペースです。

5.アニメとのコラボ酒も人気の光武酒造場

お次は、光武酒造場へ。

人気の銘柄は、芋焼酎「魔界への誘い（いざない）」。
なんともそそられるネーミングですね。
ふくよかな芋の香りが特徴で、原料と製法にこだわった逸品です。

ユニークな銘柄が多い光武酒造。人気アニメとコラボしたお酒でも話題となっています。蔵元直営の販売所で購入できますので、お土産にどうぞ。

6.酒蔵通りで最も古い中島酒造場

中島酒造場は、浜宿の中で最も古い酒蔵。

創業は江戸時代にさかのぼります。代表銘柄は純米酒「君恩」で、酒類鑑評会では、金賞を受賞したことも。

現在、この場所での酒造りは行われていませんが、試飲は可能。販売もされているので、ぜひ立ち寄りたいスポットです。

7.試飲と酒蔵見学ができる峰松酒造場

酒蔵見学ができる峰松酒造場。主要銘柄は日本酒「「肥前浜宿」と「王将」です。

中には、浜宿の色々なお酒を無料で試飲できるコーナーがあります。販売もされていますので、気に入った銘柄は自分へのお土産にしてもいいですね。

酒蔵内では、酒造りの工程を説明してもらえたり、酒造りの道具と記念撮影も楽しめますよ。

8.ちょっと休憩するなら新館肥前屋

峰松酒造場の隣にある肥前屋では、お酒を使ったスイーツや地元の特産品を販売されています。
オリジナル商品が並んでいて、どれもおいしそう。

お酒の飲み比べができるセットも人気です。ちなみに、浜天とは魚肉ミンチの天ぷら。お酒のつまみにはもってこいです。

気になる甘酒ソフトクリームを味わってみることに。

まわりにくっついているのは、「佐賀あられ」。お酒に合うよう独自開発されたあられです。甘さと塩気が絶妙にマッチしてクセになる味。お子様でも食べられますよ。

9.佐賀の伝統的な武家屋敷・旧乗田家住宅

古い建築物が残る浜宿。江戸時代の武家屋敷も大切に保存されています。

旧乗田家住宅は、佐賀県の伝統的な建築様式「クド造り」が特徴。クドとはカマドのことで、上から見た屋根の形状がカマドのようなコの字型をしていることから付いた名です。

建物の中は自由に見学することができますよ。ひっそりとした室内にたたずむと、自然と心が整います。

古くからの酒蔵が残る肥前浜宿を歩いてみました。趣ある町並みと美味しいお酒を巡って大満足
それぞれの酒蔵がこだわった逸品に出会えるはずです。浜宿のお酒とおつまみで家飲みなんて、贅沢ですね。