九州への旅を100倍楽しくするための情報満載!

現在、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、臨時休業や営業時間短縮など、サイト内でご紹介している施設・店舗でも営業内容が通常と異なる場合があります。

吉野ケ里遺跡の魅力を発掘調査!弥生時代を体感しちゃお

エリア
佐賀
投稿日
2019年2月15日

佐賀県にある吉野ケ里遺跡は、佐賀県の中でも福岡に近い場所にあります。
中学校の歴史の授業で知った方も多いのではないでしょうか。

吉野ケ里遺跡は、2300年前から700年もの間続いた弥生時代の遺跡が残る貴重な場所。

現在も発掘調査は続けられている(!)のですが、遺跡の大部分は国と県が共同で整備保存し、歴史公園として開放されています。

その面積、約104ヘクタール(平成29年7月時点)。
大きさの単位でよく使われる東京ドームで表すと、なんと22個分です。

公園内に足を踏み入れれば、もうそこは弥生時代。いにしえの日本にタイムスリップです!

目次目次

1.邪馬台国のカギは吉野ケ里遺跡にあり?

吉野ケ里遺跡
「邪馬台国」

それは古代日本史でいまだ明かされる事の無い謎。3世紀末頃に中国で編まれた「魏志倭人伝」の中に登場します。
この幻の都については、不確かな記述が残るだけで、じつはいまだどの場所にあったのかはわかっていません。

この謎を解く鍵として注目されたのが、吉野ケ里遺跡でした。

大規模な環濠集落の周囲には、逆茂木(サカモギ)と呼ばれるバリケードが張り巡らされていた痕跡があり、外敵の侵入に細心の注意を払っていたことがわかります。

また、王や位の高い人物の存在を窺わせる広範囲な墳墓に加え、九州で唯一の銅鐸も見つかったことから、かなり位の高い人物がいたことが推測されるため、吉野ケ里遺跡こそ邪馬台国だと考える研究者は少なくありません。

邪馬台国といえば、忘れてはならないのが女王卑弥呼。
もしも吉野ケ里が邪馬台国であるならば、卑弥呼に関する手がかりがどこかに隠されているはず。
壮大な謎解きは、まだまだ闇の中なのです。

2.吉野ケ里遺跡で弥生時代を旅しよう

古代・弥生時代を吉野ケ里遺跡公園で体感・学びましょう!

2-1.再現された古代の「ムラ」に大興奮!

吉野ケ里遺跡
吉野ケ里遺跡の見どころの一つは、公園南に広がる「南内郭」。
物見やぐら4棟、王の居住空間などの建物20棟が復元されており、当時の大規模集落がよみがえっています。
吉野ケ里遺跡
物見やぐらに登ってみると、古代ムラの風景の向こうに佐賀の市街地が見えます
吉野ケ里遺跡
竪穴住居の中には、リアルな弥生人の人形が置かれていて、分かってはいますがちょっとドッキリ(笑)
吉野ケ里遺跡
このエリアでは、弥生時代をイメージした衣や道具が無料で貸し出されているので、弥生コスプレを楽しむことができます。
弥生人と記念撮影というのも面白いですね。

さらに、南内郭の西に位置する「倉と市」エリアも必見。
吉野ケ里遺跡
交易の要衝だったと考えられている吉野ケ里では、物資の保管倉庫跡が確認されていて、それらのうち31棟が復元されています。
倉庫群の中に立つと、当時の人々の暮らしが目に浮かんでくるようです。

さらに集落北側に進むと、甕棺墓列や墳丘墓などが連なった弔いのエリアに。
吉野ケ里遺跡
歴代の首長や位の高い人物が葬られたと考えられる北墳丘墓では、地層断面を露出した状態で遺構が展示されており、遺体の安置に用いられた実際の甕棺も設置されています。

2-2.興味津々!弥生体験プログラム

吉野ケ里遺跡 勾玉
吉野ケ里歴史公園の楽しみ方は、遺跡巡りだけではありません。弥生時代のくらしをイメージした、ユニークな体験プログラムがいろいろと用意されているんです。

なかでも人気なのは、勾玉づくり。
ピンクや緑の高蝋石を砥石で磨き上げて、オリジナル首飾りを作ることができます。

また、布づくりや染色体験など日替わり企画も盛りだくさん。
ハンドメイドが好きな方はもちろん、吉野ケ里らしいお土産が欲しいという方にもおすすめです。
吉野ケ里遺跡 弥生体験
土日祝日限定で銅鐸や鏡などを製作できる鋳込み体験プログラムも実施されています。
吉野ケ里遺跡 体験

滅多にできない体験。吉野ケ里遺跡ならではの遊びに、子供も大人も夢中になれるはず。

2-3.音と光の競演!冬のイベント「光の響」

吉野ケ里遺跡 光の響
吉野ケ里遺跡の冬を彩るのが、冬至の頃に開催されるイベント「吉野ヶ里 光の響」。
12月の通常閉館時間は17時ですが、光の響の時だけは夜の吉野ケ里遺跡が楽しめるんです。

日が暮れた園内には、かがり火やキャンドルが灯され、幻想的な世界が浮かびあがります。
復元された環濠集落も美しくライトアップされ、昼間とはまったく違った光景に様変わり。

イベントのクライマックスには連続打ち上げ花火が冬空に輝きます。光と音が織り成す圧巻の演出に時が経つのも忘れてしまいそうです。

3.かわいいグッズと古代米料理もおすすめ

吉野ケ里遺跡 オリジナルグッズ
吉野ケ里遺跡のオリジナルキャラクターは、「ひみか」と「やよい」。
歴史公園のテーマ「弥生人の声が聞こえる」にぴったりということで採用されたそう。

売店では、ノートやハンカチなどかわいらしいオリジナルグッズが販売されています。
また、公園内のレストランは2019年2月22日にリニューアルオープン。
古代米「赤米」や地元食材を使った栄養満点の料理が味わえますよ。

4.福岡方面からのアクセス

【福岡方面から】
車でお越しの場合は、長崎自動車道の東背振I.Cで降りて、国道385号線を南に下ると、公園北口が見えてきます。
駐車場は、北口のほか、西口と東口にも用意されています。

JRを利用される場合は、鳥栖駅から長崎本線普通電車に乗ると15分ほどで吉野ケ里公園駅に到着。
駅から公園までは歩いて約15分。のどかな田園風景に癒されながら散策できますよ。

吉野ケ里遺跡公園

住所
佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843
TEL
0952-55-9333
HP
http://www.yoshinogari.jp/

おわりに~歴史と自然に囲まれて~

吉野ケ里遺跡公園
古代のロマンに浸った後は、思いっきり体を動かすのもいいですね。
西口エリアには、ローラー滑り台やトランポリンなどワンパクキッズに人気の遊具が大集合。
ディスクゴルフや野外炊事が楽しめるコーナーもあるので、家族みんなで盛り上がれます。吉野ケ里歴史公園を遊び尽くすなら一日じゃ足りないかも!

記事が気に入ったらシェアしてね

こちらの関連記事もどうぞ

姉妹サイトのご紹介(よかったら見てね)

沖縄の旅が100倍楽しくなる旅行サイト 北海道の旅が100倍楽しくなる旅行サイト