ハウステンボス「変なホテル」を訪問！気になる内部を覗いてきました

1.　「変なホテル」ってどんなホテル？

【ロビーでオーケストラ演奏を行う音楽団】
「変なホテル」最大の特徴といえば、ホテル内に人間スタッフがいないこと。

様々な機能を持った最新ロボットが導入され、一風変わったおもてなしをしてくれるんです。

【フロントスタッフ左：未来くん　右：夢子ちゃん】
ホテルの顔であるフロントは、恐竜ロボットの未来くんとアンドロイドの夢子ちゃん。

この他もう一匹希望くんという恐竜ロボットがいて、英語・韓国語・中国語など、いずれも多言語で接客をしてくれます。
（※キータッチパネルを用いたチェックイン。）

はじめは少しぎょっとしたんですが、慣れていくうちに不思議と可愛らしく見えてきました。

クロークだってこの通り。

カウンターの荷物搬入口から荷物を入れて預ければ、ロボットアームが自動的に収納。何とも近未来的です。

料金は24時間500円。このロボットを動かしたいがために、荷物を預ける人も少なくないのだとか。

ハウステンボス公式キャラクター＝ちゅーりーちゃんをモチーフに作られた、旧客室用ロボット。

他にもさまざまなロボットが展示されていて、自由に触れて遊べるようになっていましたよ。

入口ロビーからインパクト抜群な「変なホテル」。
次項ではさらに、館内設備について深堀していきましょう。

2.　「変なホテル」の楽しい仕掛け

これまでで普通のホテルと違うということは、お分かりいただけたハズ。

で・す・が、小技が効いたギミックはまだまだ枚挙にいとまがありません。

ロビー横に併設されているスマートコンビニ（無人コンビニ）は、顔認証で入店し画像認識で精算を行う、最先端のシステムを導入。

パン・おにぎりなどの軽食のほか、「変なホテル」グッズも販売。お土産にもピッタリですよ。

また店内に設置したタブレットで注文と決済をし、サーバーにグラスを置くと自動的にドリンクが提供される「変なバー」。

なんと通常とは異なり、ビールがカップの底から注ぎこまれます。

またテーマパークにちなんだ6種のカクテルなど、飲んでみるまでワクワクが止まりません。

個人的に気になったのが、「超感覚カラオケ」。
小型のカラオケボックスの中に立ったまま入り、360度の映像につつまれながらヒトカラを楽しめるのだそうです。

何でも世界でもこれがあるのは、「変なホテル」のハウステンボスだけ。
「変なバー」でほろ酔い気分の後に行けば、きっと盛り上がること間違いナシです。

続いては客室について、ご紹介していきましょう。

3.　客室の様子

「変なホテル」の客室棟はAからHの全8棟に分かれていて、全200室。

部屋タイプはコンパクトなスタンダードから、ゆとりのあるデラックスまで9種類あります。

今回筆者は、スーペリアツインタイプのお部屋を覗かせていただきました。

「変なホテル」では顔認証システムを導入しているので、カバンから鍵を探す手間は不要。なくす心配もありませんよね。

入ってすぐの入口には、デスク。マグカップ・電気ケトルなどが置かれていました。

部屋の奥まで行って、ベッドスペース。シックでスタイリッシュなインテリアながら、木のぬくもりを感じられる雰囲気。

枕元にはコンセント、足元には「変なホテル」のロゴ入りパジャマが置かれていました。

奥のソファはベッドにもでき、広々とした造り。
これもオランダ語で森の家を意味する、ハウステンボスのコンセプトにちなんでいるそうです。

水回りは、浴室と洗面台がセパレートな仕様になっていて、ご覧の通りピッカピカ。

歯ブラシ・くし・ドライヤーなど、基本的なアメニティは備わっていますよ。
（※詳細は公式ホームページよりご確認ください。）

バスルームは、いわゆる家庭のお風呂といった感じでかなり広めなつくり。

パークで遊んだ後の疲れも、じっくりほぐしてくれそうです。

最新設備の導入とこの清潔感は期待以上で、何だか近未来のマンションに住んでるような気分になってしまいました。

4.　「変なホテル」お食事事情

ホテル滞在でのお食事は、気になることとしてプライオリティーの高いもの。

「変なホテル」のお食事は、モーニングからディナーまで、別館の健康レストラン「AURA（オーラ）」で食べられます。

ロボットホテルの食事、宇宙食でもでるのかと思いきや、ちゃんとしたお食事がいただけるのは嬉しい！（笑）

こちらは「ながさき地産地消こだわりの店」に認定され、食材の半分以上が長崎県産のものを採用。

一般的な和洋食のほか、長崎の郷土料理も充実していて、自分でゆでていただける五島うどんは特に人気なのだとか。

またハウステンボス内には、「変なホテル」プロデュースの「変なレストランROBOT」があるので、そちらもお見逃しなく。

類まれに見るお料理ロボットたちが、料理を作ってふるまってくれるバイキング式レストランです。

気になる方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか？

5.　おわりに

©ハウステンボス／Ｃ－6741

以前からずっと気になっていた、「変なホテル」。
フロントのインパクトはさることながら、コンセプトの徹底ぶりには驚きの連続でした。

ホテルそのものもスタイリッシュでお洒落ですが、エンターテインメント性においてもハウステンボス公式ホテルトップレベルと言えるでしょう。

ご家族・友だちとワイワイ泊まるもよし、カップルでいつもと違うステイを楽しむもよし。

ちょっぴり不思議な「変なホテル」の世界観、ぜひ堪能してみてくださいね。