ご利益・見どころ・♡てんこ盛りの祐徳稲荷神社へ行ってきました
- 佐賀
- 2019年1月30日
1687年に創建された佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社は、のどかな田園地帯を通る県道282号線沿いにあります。
「鎮西日光」とも称され、日本三大稲荷の一つに数えられているほど。
商売繁盛や五穀豊穣をもたらす倉稲魂大神、技芸上達や福徳円満の神として信仰される大宮売大神、そして水先案内や交通安全の神である猿田彦大神が祀られており、祈願に訪れる参拝客は年間300万人にものぼります。
「肥前名所は祐徳稲荷 運と福との授け神」大正期の詩人・野口雨情もこんな詩を残したそう。
御利益にあずかるため、祐徳稲荷神社まで参拝に行ってみました。
- 目次
1.祐徳稲荷神社をぐるっと観光
山肌にドーンと極彩色の神社があらわれます。祐徳稲荷神社です。
1-1.絢爛豪華な楼門と威厳漂う本殿
朱塗りの神橋を渡ると出迎えるのは、稲穂を口にくわえた大きなお稲荷様。
凛々しいお姿ですね。こちらも背筋がピンと伸びます。お世話になります!とご挨拶して鳥居の奥へ。
鯉が遊ぶ池の向こうには、鮮やかな色合いの楼門が建っています。総漆塗で、とにかく豪華。これは、ご利益が期待できそうです。
楼門を抜けて、いよいよ境内に。真っ先に目に飛び込んでくるのは、朱で彩られた懸造りの本殿。崖に沿って組まれた柱の上に建つ姿は壮観です。
1-2.ハートがいっぱい縁結びの岩﨑社
祐徳稲荷神社の境内には、縁結びにご利益がある神様も鎮座しています。
御神楽殿に向かって右手にある「岩﨑社」は、恋愛成就のほか仕事などでも良縁を結んでくれるありがたい神様。
想いを伝えたい誰かがいる方も、素敵な出会いがほしい方も、ここでお願いすれば心強い味方になってもらえるはずですよ。
絵馬納所にかかったハート型の絵馬には、ほのかな恋心が書かれているんでしょうか。
可愛らしいえんむすびまもりも、若い女性に人気とのこと。
1-3新しい一歩を踏み出すなら本殿へ
さて、いよいよ本殿へと続く石段を登っていきます。先ほどの岩﨑社には、縁結びの神様が祀られていましたが、この本殿は縁切りの神様としても知られています。
過去を断ち切って潔く前に進みたいという思いを支えてもらえるんですね。新たな一歩を踏み出す時には祈願に訪れたい場所です。
また、この本殿の装飾には「猪目」というハートの模様が多く使われています。日本古来の図柄で魔除けの意味を持つそうですが、福徳円満が御利益の祐徳稲荷神社ですから、見つけたら何か良いことがありそう。
御祈願のついでに探してみてはいかがでしょうか。
本殿からは、広い境内を一望できます。晴れ晴れとした気持ちになりますね。
1-4鳥居を辿って奥の院へ
本殿横の石段を登って、お次は奥の院へ。京都の伏見稲荷のように朱塗りの鳥居がたくさん並んでいます。
鳥居には、寄進した方の名前が記されているのですが、稲荷信仰には、「願い事が通る」という意味を込めて「鳥居」を奉納する習慣があるんだとか。この道を通れば、さらにご利益アップが期待できそうですね。
鳥居のトンネルを進んでいくと、やがて「奥の院まで200m」の立て札が見えてきました。よし、あと少し、と安心したのも束の間。
じつは、この残り200mがなかなかの難所なのです。今まで登ってきた平らな石段とは違い、ゴツゴツとした岩で組まれた急斜面が立ちはだかります。(やっぱり杖借りとけばよかった・・・)
日頃の運動不足を痛感しながら、ようやく奥の院へと到着しました。
ここまでの所要時間は約35分。道すがらにお祀りしてある、たくさんの小社にお参りしながら進んだので、スローペースでした。
滲み出る汗、湧き上がる達成感。山上からの眺望は最高です。
2.御祈願とあわせて楽しみたい
ご利益いっぱいの祐徳稲荷神社。その他の見どころもご紹介しましょう。
2-1.季節の花
祐徳稲荷神社は、季節の花を楽しめる場所でもあります。今回は春の訪れを告げる蝋梅や紅梅が咲き誇っていました。これから季節が進んでいくと門前の参道は桜の通りになります。
また、神社の向かいには広大な花園があり、つつじや藤が咲くころは、まるで錦絵のような景色に。
境内近くの日本庭園では、秋が深まれば紅葉、冬になれば寒牡丹を愛でることができます。こちらは入場料が必要ですが、喧噪を離れて贅沢な時間に浸りたい方にはおすすめです。
2-2.運気上昇エレベーター
祐徳稲荷神社に来たら、もうひとつ体験していただきたいのが、地上から本殿までをつなぐエレベーター。石段の上り下りは大変、という声を受けて、2016年に設置されたのですが、実は運気が上昇する「開運エレベーター」として人気を集めているんです。
利用するためには初穂料300円が必要ですが、もれなく!運気上昇間違いなしの天然石入り開運おまもりがいただけます。天然石は全部で7種類。「勉学向上」や「恋愛成就」など、自分にふさわしい石が巡ってくるようです。
これは乗らないわけにはいきませんね。
3. 駐車場と参拝時間、お土産について
祐徳稲荷神社には無料駐車場が三か所用意されています。県道282号線沿いの駐車場は最も広く3000台を収容できる規模。
より社殿に近い場所に停めたい方は、祐徳バス門前営業所前の三叉路を左に進むと、外苑前の駐車場が見えてきますので、そちらを利用されると良いでしょう。
神社内は、日本庭園や祐徳博物館を除いて、24時間開放されていますので、いつでも参拝ができます。御朱印は朝6時頃から受け付けてもらえるそうです。
参拝後は門前の商店街を散策するのもおすすめ。開運グッズや地元の特産品が並んでいます。特に名物の稲荷ようかんはお土産品として人気。筒型のようかんで、下から押し出し、糸で切っていただくという遊び心ある一品です。
4.おわりに
佐賀県鹿島市の名所・祐徳稲荷神社。歴史情緒と四季の移ろいに癒される場所です。
幸せを願う人々をいつでも温かく迎えてくれます。迷った時、元気が欲しい時、運と福を授けてくださる神様に会いに行ってみてはいかがでしょうか。
- 住所
- 〒849-1321 佐賀県鹿島市古枝乙1855
- TEL
- 0954-62-2151
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