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リニューアルした門司港駅からはじめるちょっとクラシックな門司観光

エリア
福岡
投稿日
2019年4月16日

九州の玄関口・門司港。
明治期には、米や石炭を輸出する外国航路の拠点として栄えました。

100年以上の時を経て、門司港周辺はレトロな街並みを活かした人気の観光スポットへと生まれ変わっています。
明治、大正、昭和と時の移り変わりを感じられる門司港レトロ地区。

その中心をなすJR門司港駅が全面リニューアルし、雰囲気たっぷりに生まれ変わりました。
新たな時代へと向かう今、もう一度あの頃の風景に浸ってみませんか。

目次目次

1.門司港駅

門司港レトロ地区のシンボルとも言える門司港駅。
大正3年に創建された歴史的な駅舎は重要文化財に指定されています。あの赤レンガの東京駅と同じ年なんですよ。

2012年から復元に向けた工事が始まり、あしかけ7年もの月日をかけ、ついに2019年3月10日リニューアルした姿がお披露目されました。
まずは、ビフォー写真をご覧いただきましょう。
門司港駅 リニューアル前

リニューアル後の姿がこちら。
リニューアルした門司港駅

正面にあった車寄せの大きな庇は、昭和4年につけられたものですが、今回の復元にあたって取り除かれました。
1800年代初頭にヨーロッパから広まったネオ・ルネサンス様式(左右対称等の特徴があります)の優雅なフォルムが際立ちましたね。
門司港駅 駅舎

駅舎1階にあるスタバの看板もレトロな色合い。
壁は淡いアイボリーを基調としていて上品な雰囲気です。
門司港駅 スターバックスコーヒー

自動券売機だって、こんな重厚な飾り棚に置かれています。切符を買うのも、ちょっと気取ってしまいそうですね。
門司港駅 自動券売機

ホームとその前にある待合室もクラシック。ここで今までどんな人生ドラマが繰り広げられてきたんでしょうか。想像が膨らみます。
門司港駅 待合室

門司港駅

住所
福岡県北九州市門司区西海岸1丁目5−31

2.門司港駅周辺のレトロな街並み

門司港駅周辺には、大正から昭和初期にかけて建てられた歴史的な建造物があります。レンガやタイルをふんだんに使った壮麗な造りは当時の人々を大いに驚かせたそうですよ。

門司港駅そばに見えるのが、旧門司三井倶楽部。
迎賓館として建設され、あのアインシュタイン博士が奥様と一緒に宿泊されたんだとか。
旧門司三井倶楽部

建物内部も格調高い雰囲気が漂っています。
旧門司三井倶楽部 館内

旧門司三井倶楽部から歩いて2分ほどの場所には、旧大阪商船があります。八角形の塔屋が特徴的です。
旧大阪商船 外観

旧門司税関もぜひ立ち寄りたいスポット。まるで、おとぎ話に出てくるお城のようですね。
旧門司税関

どこも入場無料・年中無休・9:00〜17:00営業ですが、旧門司三井倶楽部と旧大阪商船内には有料ゾーンがあり、大人¥100小・中学生50円となります。

旧門司三井倶楽部、旧大阪商船、旧門司税関

3.九州鉄道記念館

九州鉄道記念館
レトロな街並みを楽しんだら、次は鉄道の歴史を楽しく学べる九州鉄道記念館へ。
正面入口では早速、蒸気機関車がお出迎え。
九州鉄道記念館 SL
SLや国鉄時代の車両やヘッドマークが展示されていたり、電車の運転を疑似体験できたりと鉄道好きにはたまらない場所です。

九州鉄道記念館

住所
北九州市門司区清滝2丁目3−29
TEL
093-322-1006
イン/アウト
HP
9:00〜17:00

4.門司港グルメと言えば焼きカレー

焼きカレー 陽のあたる場所
門司港のご当地グルメといえば、やっぱり焼きカレー。
街中では「焼きカレーMAP」なるものも無料配布されているくらいの盛況ぶりです。

貿易港として古くから栄え洋食の普及が早かった門司で生まれた、なんともハイカラな料理です。

私は陽のあたる場所というお店で焼きカレーをいただきましたよ。

陽のあたる場所

住所
北九州市門司区西海岸1丁目4−3−7F 日産船舶ビル
TEL
093-321-6363
イン/アウト
11:00~23:00
HP
http://hinoatarubasho.com/

5.門司裏通り散歩

もっとディープな門司港を歩いてみましょう。

鉄道記念館から5分ほど東へ歩くと、栄町銀天街が見えてきます。
地元の方のお買い物スポットですね。すでに閉店しているお店もありますが、懐かしさがこみ上げてくる通りです。
栄町 銀天街

栄町銀天街の路地裏はこんな感じ。なんだかノスタルジック。
栄町 路地裏

戦争が終わったころ、門司港周辺にはヤミ市が開かれ、物資を求めて多くの人が集まりました。その名残が今も残る中央広場。こちらもシャッターが目立ちますが、果物屋さんや洋装屋さんなど営業を続けている店舗もあります。
門司港 中央市場

静かな小路を歩いていると、丘の上にひときわ大きな建物が見えてきました。
明治半ばに開業し、門司港きっての高級料亭として名を馳せた「三宜楼」です。今でも、ふく料理や季節の御膳を提供されています。
三宜楼 外観

食事以外の方も、建物内部を見学することができますよ。欄間や下地窓などのしつらえに匠の技が活きています。
三宜楼 インテリア

6.旅のおわりに

貿易の拠点として栄えた門司港。時代を経て大切にされてきた建物や街並みは多くの人を惹きつけています。
目に映るものすべてが知的好奇心を呼び覚ましてくれるよう。
門司港で、時の移り変わりに思いを巡らせていると、明治時代すら身近に思えてくるから不思議ですね。

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