世界中の観光客を魅了する「縄文杉」に出会う旅!トレッキングツアーへ出かけよう!
- 鹿児島
- 2019年1月30日
世界遺産「屋久島」には、樹齢千年を越える「屋久杉」が群生しています。
屋久杉を見たいなら、車でアクセスできる「紀元杉」等もありますが、太古の昔からこの森を見守り続けてきた「縄文杉」は、王者の風格を見せる特別な樹です。
縄文杉を見るには、往復22キロ、およそ10時間かかる登山道を歩かなければなりません。
それでもなお、世界中の観光客を魅了してやまない縄文杉には、壮大なロマンと孤高の美しさがあるのです。今回は、縄文杉トレッキングの見どころや必要装備、登山口までのアクセス方法も含めてご紹介致します。
1.トレッキングの準備
トレッキングシューズ
本格的な登山用のトレッキングシューズがおすすめ。足首までカバーのあるタイプなら、歩きやすく疲れにくいので、初心者トレッカーに特におすすめです!
レインウェア
雨の多い屋久島では、レインウェアは必須アイテム。
リュックサックとザックカバー
行動食や雨に濡れた場合の着替え の他、飲み物などを入れておくリュックサック。最低でも15リットル20リットルぐらいの容量が必要です。雨避けのザックカバーも必須アイテムです。
普段はあまり登山をしないという方なら、リュックサックやトレッキングシューズなどは、レンタル機材を利用するのもおすすめ。
レンタル機材の料金は、トレッキングシューズが2泊3日で1100円、リュックサック(20L)が2泊3日で600円とお手頃です。
レインウェアは2泊3日1600円が目安です。
その他の持ち物
・朝昼2食分のお弁当
・折りたたみ傘
・軍手/・帽子/・着替えのTシャツ
・ポケットティッシュ
・飲み物/・行動食/・バス代
・携帯トイレ
1-2.事前の確認事項
縄文杉を見に行くには、個人やグループで登山するか、ガイド付きのトレッキングツアーに参加するか、大きく分けて2つの方法があります。
どちらの方法で登山するにしても、トレッキング前日までにお弁当の予約が必要です。
宿によってはお弁当予約を代行してくれる場合もあります。
トレッキング当日は、屋久杉自然館から荒川登山口まではマイカー規制の影響で「荒川登山バス」に乗車する必要があるため、屋久島観光協会など、各販売所でバスチケットを事前に購入するのがおすすめです。
個人で登山する場合は、トレッキング当日、宿で弁当を受け取って、早朝4:00までに宿を出ます。
宮之浦バス停から屋久島交通のバス(4:40発)に乗車して、屋久杉自然館まで移動します。屋久杉自然館からは、荒川登山バスに乗り換えて荒川登山口に到着です。
ツアーに参加する場合は、屋久杉自然館まで送迎サービスがついています。
当日は、宿で弁当を受け取って、送迎車に乗って早朝4:00頃宿を出発します。
ツアーパッケージに荒川登山バスの往復運賃が含まれていない場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
当日購入の場合は、バス代の現金も用意忘れずに!
2.トレッキングへ出発!
2-1.ピックアップ→荒川登山口
出典:Wikipeadia(著者:Σ64様)
私が参加したトレッキングツアーの出発は、早朝3:30に起床し、前日に予約したお弁当を宿で受け取って、4:00にピックアップの車に乗って宿を出発しました。
登山バスの運賃は往復で1380円で、山岳部環境保全協力金(日帰り登山)1000円も、バスのチケット売り場で支払います。
当日朝はチケット売り場が混むと聞いていたので前日に「安房の観光案内所」で購入しておいて正解でした。
屋久杉自然館の出発時刻は5:25分で、ここから荒川登山口までの所要時間は、15分ほどかかります。
登山口までの移動だけで約1時間半ほど車に乗りますので、乗り物酔いしやすい方は、先に酔い止めを飲んでおくことをおすすめします。
2-2.いよいよ縄文杉へ出発!
出典:Wikipeadia(著者:菊池弘明様)
6:15分、いよいよ荒川登山口に到着です!朝食用の弁当を食べて、軽く準備運動を済ませたら、いよいよ縄文杉トレッキングのスタート。
ここから縄文杉までは、片道約5時間。まずは、かつて屋久島で伐採された木材の運び出しに使われていたトロッコ道を歩きます。
枕木が今も残っているトロッコ道は、傾斜はほとんどなくただひたすら平坦な道が続きます。
歩幅が合わなくて歩き辛いので、無理をせずペースを守って歩くのがコツ!
トロッコ道を歩きつづけて約40分。
小杉谷小中学校跡に隣接する休憩所に到着です。
縄文杉のトレッキングルートには、1、2時間に1ヶ所ぐらいの割合でトイレが設置されています。
こちらの休憩所には、携帯トイレのブースが設けられていました。
出だしより少し歩きやすくなったトロッコ道をさらにひたすら歩くこと30分、ようやく楠川別れに到着です。
楠川別れは、映画「もののけ姫」の舞台としても知られる「白谷雲水峡」への分岐点になっており、ちょっとした休憩スペースが設けられています。
道標にそってトロッコ道が続きますので、そのまま進んで縄文杉を目指します。
楠川別れからさらに歩くこと1時間10分、ここで大株歩道入り口に到着です。
トレッキングを開始してから既に2時間20分、寝不足もあってかなり疲れてきました。
トイレ休憩もできますので、ここで一息入れて、この後待ち受ける険しい登山道に備えます。
大株歩道入り口から登りの続く登山道を歩くこと40分。最初の見どころであるウィルソン株に着きました!
推定樹齢3000年と言われるウィルソン株は、中にぽっかりハート型の穴があいていてとってもキュート。中に入って記念撮影です。
ウィルソン株を過ぎると、登山道の両脇に「大王杉」、「夫婦杉」、「くぐり杉」と、巨大な屋久杉が次々と現れます!
登山道もかなり混雑しているので、道を譲りながら登りましょう。
歩き続けること1時間あまり、ようやく念願の縄文杉の登場です!
大きすぎて写真に収めようとしても収まらないぐらいの大迫力。縄文杉周辺は、
根を保護するためにロープが張られており、展望スペースになっているステージ以外は止まれる場所がありません。
今回のトレッキングツアーでは、ここから少し離れた場所で昼食休憩をとりました。
3.縄文杉トレッキングは初心者でもOK!でも、体力に自信のない人は?
縄文杉のトレッキングルートは、全体的に高低差が少なく、平坦な道が続きますので、初心者でも比較的歩きやすいと感じるようです。
しかしながら、雨に濡れた山道で、万が一足を滑らせて捻挫したり、転倒した場合は、救護してくれる人もいません。
けが人が出ると、参加者全員で引き返さなければならなくなるリスクもありますので、できれば専属のガイドツアーに参加する方がおすすめです。
屋久杉を見たいけど、体力に自信がないからトレッキングしたくないという方には、冒頭でご紹介した車で見に行ける「紀元杉」や、1時間以下の散歩コースで見れるヤクスギランドの「仏陀杉」などがおすすめです。
他にも、白谷雲水峡の弥生杉なら、20分ほど遊歩道を歩けば見ることができますよ!
4.おわりに
「縄文杉トレッキングツアー」についてご紹介しました。
往復10時間、全22キロの行程を歩くのは大変なことですが、そこで出会える縄文杉はきっとこれまでにない感動を与えてくれます。世界遺産「屋久島」で、大自然と出会う旅をお楽しみ下さい!
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